3丁目、諏訪神社の目の前に三方を
住宅に囲まれている田んぼがある。
散歩をしたその日は、ちょうど水が張られていて
田んぼで「しろかき」の真っ最中の所を通りかかった。
作業をしていたのは小嶋のおかあさん。
白い小さな粒の肥料を水田に撒き、それを鍬のようなもので掻き混ぜ、
土になじませて行く作業だ。
「足が泥水に取られて、慣れていないと大変なんだよ」
とひとりもくもくと作業を続ける小嶋さん。
もうすぐ田植え。毎年、鴨も飛んで来て、苗を荒らすそう。
鴨もなかなか賢くて、小嶋さんの背後に周りいたずらするそうで、
荒らされては直し、荒らされては直し・・・
鴨と小嶋さんの攻防が毎年繰り返されているそうだ。
この日も鴨が3羽、悠々と田んぼを泳いでいた。
話を聞いて1週間。もう田植えは終わっているかな・・・?
ちょうど犬の散歩をしていた(これまた)小嶋さんが
「貴重な田園風景よね」としみじみ。
ほんとにそう。夜になるとカエルの大合唱も賑やかに繰り広げられ、
ミズスマシもアメンボもスイスイと泳いでいる。
ずっとずっと大切にしたい場所のひとつです。 RIKO