6町会合同防災訓練

9月10日(土)日吉南小学校地域防災拠点にて、6町会合同避難訓練がありました。そして、その一週間前にはそれぞれの班に所属するおよそ70名の委員達によるリハーサルが行われました。6町会とは箕輪町、コンフォール日吉南自治会、綱島西広町、北綱島、日吉本町東町、日吉本町西町のことです。今回は初の夜間訓練でした。

17:30に震度6の地震が起こったと想定、いっとき避難所から続々と避難者が学校に集まってきます。段々と薄暗くなっていく中、避難者名簿の作成、情報受伝達、資機材を使っての救出訓練が行われました。

倒壊した家から要援護者を救出する訓練が始まる頃には完全に日も暮れ、投光機に映し出された訓練の様子が暗い校庭に浮かび上がるだけです。

 

この日は日中記録的な暑さで、夜になってもまだ熱を帯びているような状態。蒸し暑さに加え見えないというもどかしさが、不安と苛立ちを増幅させます。

実際に大震災に遭遇したら、パニックを起こさずにその時を迎えられるのでしょうか・・・?

校庭での訓練を終え、次はパンと水と靴を入れるビニール袋の3点セットを受け取り、役員さん達の誘導で体育館の中へ移動です。要援護者と希望する高齢者の方に椅子に座れる教室も用意されました。実際にパンと水の食事をしてもらい、その後阪神大震災のビデオと東北大震災を視察した際の写真を鑑賞。

最後に日吉消防所長他の講評をいただいて訓練は終了。帰りには体育館の隅に作った4人用の段ボールで囲った避難スペースと1人用の避難スペースも見てもらい体育館を後にしました

この日の避難者は705人。初めての夜間訓練という事と、3月11日の大震災後、いつ関東を直撃しても不思議ではないという状況の中、参加者の関心の高さを思わせる人数でした。参加者の手にしたたくさんのうちわや扇子が体育館いっぱいにパタパタと泳ぐ様が印象深く、「これが冬だったらこの場所は体中が感覚なくなるくらい凍える場所になるのに・・・」とふとそんな事が頭をよぎってしまいました。

この訓練でうまくいかなかった事、お叱りを受けた事、反省点の全てが今後の課題となります。その課題を見つけて今後に生かす為の訓練でもあったので、失敗は大歓迎。

訓練ならば・・・である。

実際に発災したら、みんな同じ被災者。みんな同じ立場。全てを誰かに頼るのではなく、まずは自分でできることは自分で!(自分で守れない立場の人にはそばにいる人が守って!)そしてお互い様の気持ちをもって助け合っていきたいです。

備えあれば憂いなしと言いますが、大震災の場合、備えても備えても憂いはつきものだそうです。憂いを少しでも軽減できるように、常日頃から心構えと準備をしておかなくっちゃ。「その時」は夜なのか昼なのか、冬なのか夏なのか、ハタマタ晴れなのか雨なのか・・・。ワタシは何処で誰といるのだろうか・・・と考えてもキリがないけれど。

はっきり確信した事は、医療拠点でもある日吉南小学校で帰宅困難者も含めた避難者を収容するのはムリ!!ここを情報発信の場所、物資調達の場所の中心拠点とし て、後はアパート単位・マンション単位・回覧板を回す単位で小さな拠点をつくりそれぞれで運営する。

倒壊の恐れがなければ慣れ親しんだ自分の家や集会室で 避難生活するのが一番だろう。これからはそれぞれの小さな拠点の防災担当者と本部拠点との情報伝達訓練を行うっていうのはどうでしょうかね??

防災訓練に参加されたみなさま、役員の皆さま、本当にお疲れ様でした。

RIKO

プライバシーポリシー
Copyright © 2011-2024 横浜市港北区箕輪町HP委員会 All Rights Reserved.