みのわ散歩道～其の四：諏訪神社～

諏訪神社と言えば箕輪町のランドマークのひとつ！

まだ田んぼが残る箕輪町３丁目に位置し、神社の後ろには森が威厳を放っている。春から夏にかけて燃えるような緑がザワザワと風になびく姿は荘厳でほれぼれする。普段はひっそりとしていて、ちいさな神社。でも、公会堂や境内は町会や各種団体の会議・交流の場として広く使われ、町内の行事でも欠かせない場所だ。

我が家も子どもたちのお宮参りや七五三、入学式、卒業式、成人式・・・と人生の節目にお参りする大切な神社。

子どもの中でも長女はここの神社が大好き。悩みがあれば行き、報告があれば一人でふらりと行っていた。入試の時も苦しいときの神頼み！娘の親友も「諏訪神社大好き♪」のひとり。若い人にも愛されている神様です。

２年ほど前、お百度参りをしている人をみかけた。靴を両手で胸にぐっと抱え、裸足で階段に向かっていたのでそうかと思ったが、見てはいけない気がしてすぐに目をそらせた。どんな人かも記憶にないが、願いは届いただろうか・・・？

今年は悲しいことが多すぎた。多くの命を失った。ご家族や親せきの方が犠牲になった人達は今でも深い闇を背負って生活しているのだろう。かける言葉も見つからない。

そう、訪れる人はみな笑顔の報告ばかりではない。特に今の時期入試や就職や。そして結婚も・・・、切実に願う本人や親御さんたち。大切な人が闘病中の人もいるかもしれない。家族の無事を「自分が身代りになるからどうぞ・・」と手を合わせる。どうかそんな人たちの願いが叶いますように。

あと何時間かで今年が終わる。紅白を見終わって、多分チャンネルはジャニーズのカウントダウンへ！そのあと一家揃って「諏訪神社へ初詣！！」が我が家の恒例行事。お神酒をいただいて、おみくじひいて、甘酒とおでんで冷えた体をあっためて、大きな焚火のそばで友人と新年のあいさつを交わす。そんな変わらない年を過ごせることが何よりありがたく幸せだ。