4月20日(土)から22日(月)の日程で、横浜日吉ロータリークラブのメンバーで宮城県南三陸町の「南三陸研修センター」と沿岸部の被災地後を視察してきました。
「南三陸研修センター」は東日本大震災の復興ボランティアに行く学生達の活動拠点として今年3月18日に竣工した施設です。大聖院の多田住職が学長を務める大正大学が中心となって建設が進められました。50名ほどの宿泊が可能な施設で食事も三陸の美味しい海の幸を提供しています。我々は研修センターで 震災時のビデオを見ながら被災者の方のお話を聞き、その後沿岸部の被災地を視察させていただきました。
スクリーンに映る津波の凄まじさに息を呑みながらも、淡々と語る被災者の方の語り口に時の流れを感じずには居られませんでした。
実際に見た被災現場は瓦礫がすっかり無くなっていて、僅かに三階建ての防災センターの鉄骨だけがぽつんと取り残されて建っていました。
震災時に役場の女子職員が懸命に避難を呼び掛けながら自らも津波の呑まれていった建物です。誰もこの建物が丸ごと波に飲まれるなんて思ってもみなかったのでしょう。ビデオに映っていた防災センターの屋上には多くの人が避難していましたが 殆どの方がお亡くなりになったとのことでした。
震災から二年がたった今、南三陸町の皆さんは前向きに復興に取り組んでいます。
仮設商店街の営業や特産品の開発など 自力での復興を目指されていますが、問題が山済みなことも確かです。南三陸だけが被災地では有りませんが、機会が有ればこれからも応援に行きたいと思っています。研修センターは一般の方の宿泊も積極的に受け付けるとのことですから 皆さんも是非利用して下さい。