2月1日(土)港北区社会福祉協議会にて、災害ボランティア連絡会主催による災害ボランティアセミナーがあり、箕輪町副会長の斎藤忠一さんがパネリストとして参加しました。毎年開催されている防災セミナーの講座報告はこのブログにも何回か書かせていただきましたが、お昼を挟んでの講座(昼食付)は内容が濃く勉強になるものばかりです。
午前は宮城県から星真由美氏をお招きしての講演、午後は斎藤さんを含む3人のパネリストによるディスカッション(コーディネーターはどろっぷ施設長の原美紀さん)でした。
星真由美さんは七ヶ浜町で災害ボランティアセンターを立ち上げ、今も全国からボランティアを受け入れ活動を継続されています。3月11日震度5強、地震の40分後には最大12.4メートルの大津波が沿岸部に押し寄せ、町の1/3が浸水・大半が損壊。翌々日には災害ボランティアセンターを立ち上げ本格的に活動を開始。現在に至るまでの活動の様子は印象に残るものばかりでしたが、「伝えていくことが私の仕事」「今こうしている普段の生活がいかに大切か!!生かされている喜びに感謝する!!」との言葉が特に心に残りました。時にはジョークも飛ばす茶目っけたっぷりの元気な星さんは、笑顔も最高ですが芯の強さも持ち合わせたよき母でした。年代も背景も違う人達を束ねてきた星さんの話は奥が深かったです。
パネリストの斎藤忠一さんは『3月11日に港北区内の小学校で唯一拠点を開設したのですが、その時の様子や6町会合同防災訓練の中心としての組織作りの話』を。
井上禮子さんは『港北区災害ボランティア連絡会会長・ボランティア連絡会会長・港北小学校地域防災拠点運営委員長・仲手原自治会長等を兼任、18年間という長きに渡る活動の内容』を。
渡辺明子さんは『ボランティアとしてボランティアバスに乗車したのを機に、運営スタッフとしてボランティアバスを出す側に。その後災害ボランティア連絡会に参加の話』を。
斎藤さんの活動は、防災訓練に参加された方はよくご存じだと思います。過去のブログをご覧ください。
井上さん「地震を弱くする事はできないが、ひとりひとりが減災を!自分の家を災害のない家にする。まずは転倒防止策を。【自分のことは自分で守る】が基本」長年活動に携わってきた発言にはうなづく事ばかり。
渡辺さん「文句を言うならやれ!!」その言葉の通り、ボランティアに参加したら言いたい事は山ほど、それならば自分が改善すればいい!グダグダ文句を言うくらいなら自分がやればいい!と運営側にまわった行動力のひと。「自分がやりたいことではなくて、相手がやってほしい事をやる」と相手側の目線に立つことも忘れない。
3人の手話通訳者の方も含め60人ほどの参加者で終始真剣そのもののセミナーでした。
小島清会長も応援に駆けつけご挨拶をされました。斎藤副会長お疲れ様でした(*^_^*)
文・写真/RIKO