~2021年11月のおはなし~
「給食」と聞いて、みなさんは何を連想するでしょうか?
私はなんてったって「脱脂粉乳!!」
「脱脂粉乳」と書くと年齢がばれちゃうね(笑)というより、今の若い人たちには「なんだ?それ⁉」ですよね。
冷めるとアルミの器の表面にしっかりとした膜が張って、正直不味かった。でもクラスにひとりは「脱脂粉乳大好き男子」がいたりして、その子の机の上には「いただきます」の直後に脱脂粉乳の器がいくつも並ぶのです。当然飲むのも限りがあるから、早いもの勝ち!!自分の机から脱脂粉乳がなくなったら清々した顔で他のおかずを頬張っていたものです。
揚げパンやソフト麺にカレーとかケチャップ味のルーのセット、クジラの竜田揚げやちくわの磯辺揚げもおいしかったな~。運動会の日にはコッペパンがジャムやクリーム付きの食パンになったり、アイスクリームやケーキが付いたり・・・。
遥か昔の給食は胃袋にも脳裏にも焼き付いて楽しい思い出となっています。
給食の時間が楽しみなのは今の時代も同じだと思いますが(*^-^*)
さて、ここからが本題です。
箕輪小学校の2021年11月25日の給食には箕輪米で炊いたご飯が出ました。
しかも精米したてのお米です。その名も『はるみ米』
ねっとりもっちりしたのが特徴です。この日は3年生と4年生と個別級の児童がいただきました。
『はるみ米』を作っているのは、諏訪神社近くに住む「小嶋さんご家族」精米をしているのは「角屋商事の飯山さんご家族」。この日は角屋商事社長の飯山さんとPTCの塚田さんと学校地域コーディネーターの小原さん、そして箕輪つながりでワタクシも試食会にご招待いただきました。
学校給食をいただくのは、今までも日吉南小学校のPTAでの給食試食会がありましたし、同じ日吉南小学校で『ふれあい給食』と称して地域住民も毎年招待され、クラスごとに児童のみなさんと一緒に給食をいただいていました。この試みは他の小学校でもやっていました。
今はコロナでそんな楽しい行事もすっかりなくなってしまいましたが・・・。
だから久しぶりの給食にテンションも上がりまくりです。
栄養士の有竹先生に今日の給食のご説明をいただきながら一口一口幸せをかみしめながらいただきました。
箕輪小学校には色々な料理に対応できる「スチームコンベクションオーブン」があるのですが、この日のご飯もこのスチームオーブンでふっくらと最高の状態で炊きあがっていました。
有竹先生の説明によるとこの「スチームコンベクションオーブン」は「おこげが出来ないので、お米に無駄がなく、納品されたお米を全て消費できる」という優れものだそうです。
箕輪町にある田んぼのお米が田植えから⇒給食として自分たちの口に入るまでの工程を、児童たちは給食を通して学習するのです。
また、この日の主菜の中身の多彩なこと(≧▽≦)
里芋・人参・栗・蒟蒻・いか・うずらの玉子・蓮根等々
いやぁ~ほんっとうに美味しかったです。
箕輪米を作ってくださった小嶋さん、精米をしてくださった飯山さん、児童の栄養を考えてくださっている有竹先生、給食を作ってくださっている職員の皆さま、美味しくいただきました。
いよいよ明日から小学校の給食が始まります。児童たちは、今も相変わらず前を向いて黙って食べる給食時間。
1年生も2年生も入学してからずっとこの形ですね。遠足に出かけても同じ方向に向かってピクニックシートを一人一人離してお弁当を食べたと聞きました。
いつまでこの形が続くのでしょう・・・。
一日も早くコロナが収束して、本来の楽しい給食の時間が戻ってきますように。
給食にご招待いただきまして、ありがとうございました!そしてごちそうさまでした!
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箕輪諏訪神社の前に広がる田んぼは季節によってさまざまな景色をみせてくれます。
写真を撮りに出かける人も結構いるのですよ。
“街のお米屋さん”の角屋商事さんは現在改修工事の為、箕輪町の店舗を一時閉鎖して日吉本町3丁目に仮店舗で営業中!です。
文/写真:RIKO